「ねえ亜季。相談したいことあるんたけど。」



「はーい。待ってましたっ」



亜季の言葉にクスッと笑ってしまう。



「ありがとう。
あのね、藤城くんのことなんだけど…またね、昼休み屋上に行こうかなって。藤城くんに会いに行こうかなって。でもなんか、藤城くんは皆の王子様だから…あたしだけが会いに行くのもなあって。」



「んーみこが会いたいなら、会いに行ったらいいんじゃない??周りがどうとか、関係ないっしょ。みこがしたいようにしなよ。」