「え? 二人ともお友達? 」



すると二人とも顔を見合わせ、声をそろえた。



「「ただの幼なじみ」」



え、ええええええええええええ!



この二人が!?


た、確かに仲良さそう。



「こいつはいとこで幼なじみ、みたいな感じ。」



へ、へー。


いとこなんだ!



「こいつとは失礼な! 私には千佐っていう名前があるの! 」



「性格にあわねえな! 名前負けしてるぜ!」



「はぁー!? 名前負けしてねぇよ!」



「千佐の母ちゃんはすっごく綺麗なのにな!」



なんか子どもみたいなケンカ。


こんなちいちゃん初めてかも!



面白いな♪


「ふふっ」



「何笑ってんの、花音!」


あぁ!


思わず笑ってしまった!



「二人とも仲良さそうだなって、思って!」



「「どこが!? あり得ない!」」



あ、またそろってる!


本当に仲良しなんだね!



「二人ともなんかリラックスしてる!」



「ん? まぁ小さい頃からの付き合いだし、血つながってるし遠慮しなくてすむし、一緒に住んでるし。」