秋は憂鬱。




会場の女子はキャーと黄色い歓声。




顔近いしお姫様だっこされてるし!




ううー。



顔私真っ赤だ。



自分でもわかる。



おろしてー!




私の事をおろしてくれず、ニやついてた。




黄色い歓声が嬉しいんだな、こいつ!



海翔はやっとおろしてくれた。




ふぅ。



ホッとしていたら海翔がこっちを向いて私の前髪をあげおでこにキスをした。




な、な、な、なんてことー!?




また会場は黄色い歓声。




「ちょっ!? 何するの!?」




一応ステージ上なので小声で。




海翔は黄色い歓声が嬉しいようで満足そうな顔をしていた。




「なんかスイッチはいった」




なんのスイッチ!?



コンテスト終わったら話せばいいっか。