ついた先は教室。
ちょうど文化祭の係り決め。
海翔が思いっきりドアを開けた。
「俺らコンテスト出ます!!」
んん?
聞き間違えだよね?
コンテスト出る?
お??
「おおー、海翔と花音出てくれるのか!」
嘘ーーーー!
って皆私たちの事見すぎじゃない?
なんかした………!!
手、手繋がれたまま!?
「か、海翔! 手、離して!!」
「え!? あ、わりぃ。」
海翔はパッと手を離してくれた。
海翔顔真っ赤。
もちろん私もだけど。
「て、お前ら今までどこいってたんだよ!」
あ、今もう6時間目。
私が屋上行ったのは5時間目だった。
「と、トイレに……」
「長すぎるだろ! まあいい。座れ」