両思い

夏休み

夏休みに入って、凍真は美由希と色々なところへ行った。
しかし、美由希のことが好きだったのは凍真だけでは無かった。
凍真には、1つ年下の弟がいた。
その弟の名前は和人といい和人も美由希のことが好きだった。
しかし、兄の凍真が美由希と付き合っていることを知り悔しくなり2人のじゃなをすることにした。
凍真と美由希が夏祭りに行ったときは、凍真少しいない間に美由希を無理やり兄のいない場所に連れていった。
美由希も必死で抵抗した。
「はっはなしで！」
「嫌だ！」
「何でよ!?」
そう聞くと、和人は黙りこんでしまった。
凍真のいないところに連れてかれやっと手をはなしてくれた。
「美由希、凍真とは別れてよ！」
いきなり和人はいきなりそう言ってきた。
「嫌だよ何でそんなこと言うの!?」
「それは」
「それはじゃなくて何答えてよ！」
「それは、美由希お前のことが好きだからだよ！」
「えっ！」
「だから、兄貴と付き合ってるって知って嫌だった」
「でも私は、凍真のことが好きだから…」
そう美由希は言った。
「兄貴のどこがいいんだよ！」
「何でそんなこと言うの!?最低！」
そう言って、美由希は走っていった。
その頃、凍真は美由希がいなくなって１人で辺りを探し回っていた。
そして、お祭りの会場から少し離れたところで美由希を見つけた。
「美由希こんなところにいたのか心配したぞ」
美由希は、凍真にそっと寄り添ってきた。。
「どどうしたんだよ…」
凍真は、美由希の悲しそうな姿を見てギュッと抱きしめた。