「あぁ、今からはちゃんと抱きしめている。きみが眠りにつくまで隣りに居るから」

もう大丈夫だと言って彼女をあやした。
宣言通りゆあを腕の中に入れて、包み込むように抱きしめた。

悪夢のせいで鼓動が早かったゆあも落ち着いてきた。
その後しばらくすると、ゆあは安心したように僕の胸に顔をくっつけて眠り始めた。

規則正しい寝息が聞える。

僕ももう一度寝てもいいのだが、ゆあがまたすぐ起きてしまうといけないから寝ないことにした。



<Baby, Sweet Dreams>

”今度はいい夢をみるといい”


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研究室で本なんか読まないゆあ。
課題を出しまくる佐伯先生。