ずっと一緒にいてね

廊下を歩いていると、後ろから声をかけられた。










「…お、岡本くんッ!」




その声は、小川の声。







後ろを振り返ると、『走ってきました』的な感じの小川が。







「…どう……したの?」









「…あの、その・・・

もし良かったら、これッ…。」






と、差し出されたのは
袋にラッピングされたクッキーとマカロン。










「…えっ、これ、、、」





あまりの出来事に、
動揺を隠しきれない俺。

「…あっ、えーっと…。もし、嫌だったらい…」








「ありがと。」








「…良かった〜、喜んでくれて…。
私、料理部だから今日作ったんだ。」






っていう小川は、微笑んでいて…








そんな顔を見ると、俺は自分でも顔が赤くなっていることが分かった。