「葛城…くん…」





口が離れた瞬間

彼の名前を呼んだ





そしてまた彼は

私を自分の胸に引き寄せた






「オレは絶対、飛翔を泣かせない!


だから、オレの女になれ!」






葛城くんはそう言い放った





出雲に振られて

葛城くんにキスされて

この間の彼とは大違いで

断れなかった




葛城くんの気持ちは素直に嬉しかった


「でも…応えられるかは分からない…」



これが本音