歌姫の君に恋をした。

「なんだー!そうならそうと言ってよね!!」

杏奈も嵐龍の優と付き合ってることは言ってなかったらしい。
ただ名前と出会いしか言ってなかったみたいで美春は驚いていた。
美春は今世界の中心でさっきも学校に入っただけであの騒ぎだった。
美春の過去…俺がなんとかできねーのかよ…。
俺はまだ17…美春はもう16…本当はもう少ししたら言うはずだったのだが言おう。


「お前らちょっと席外してくんね?」


俺の言葉に優と結斗は微笑んででていった。
杏奈は軽く優に引きずられていた。


もし、もしも美春が昔の約束を忘れていたらどうしようとかも考えた。
ただ美春には生きてて、俺の隣で笑っていて欲しかった。
それが俺の望みだった。
そう“俺の”望みなんだ。
美春の望みじゃない、俺達の望みじゃない…。


優達が席を外して暫く、保健室には沈黙が続いていた。