「はよー。」
噂をすれば何とやら、本人登場。
ルイをはじめ周りにいた子が愁へと群がる。

「なに?」
あからさまに怪訝そう。
「あいつの事助けたって本当?」
「そうだよ。」
「なんで?ていうか愁家逆方向でしょ?」
「バイト先あっち方向だから。」
「嘘つき、愁バイトなんてしてないじゃんっ!」

…え?
愁バイト、あそこじゃないの?