辛かったねって、頑張ったねって言うから余計泣けて来て。

この人なら信頼できるって直感的に思った。
「俺の事は信じろ。自分を作るなんて辛い事するな。寂しいだろ?人生辛いことばかりじゃないし。お前の事を裏切るような人ばかりじゃないから。大丈夫。な?」
「うん。」
「少しずつでいいから、自分を見せる事。お前を見て誰も軽蔑なんてしないから。」
「うん。」


少しずつ少しずつ。一歩一歩自分を見せたい。
そう思わせてくれたのは愁だけだよ…愁のおかげで変われたんだよ?