「言えますよ?
どんな愁でも、例え、荒れ狂った愁でも愁じゃないですか。
私は『愁』が好きなんですから。
『記憶のある愁』だけを好きなわけじゃありません。」

「愁はいい彼女をもったね…」

そう言って涙を流した。