検査も終わり、また愁は眠っている。 お母さんはお医者さんと話している。 私は、愁のベッド付近の椅子に座り愁の髪を撫でた。 「…よく寝るなぁ。愁、思い出してよ…」 ―ポタリ 私の涙は愁の頬へと落ち頬をつたい流れ落ちた。