「さっき遥助に聞いたんだけど、お前お化け屋敷入れなかったらしいな。」
優成君が意地悪な顔をして言ってきた。
はじめはクールな人だと思ってたけど、最近になって結構意地悪な性格をしていることに気がついた。
「えぇ!聞いちゃったの?」
と大袈裟に反応すると、優成君は楽しそうにしている。
「次行ったら絶対一緒に連れてくからな。」
「もう、無理だって!」
全力で否定すると、
「冗談だよ。」
と、フッと笑った。
冗談か、本当にそう思っちゃった。
でも、優成君とだったらいいかななんて思っちゃったり。
…いや、やっぱ無理。怖すぎる。そういうアレじゃない。

