次の日。
ちょうど火曜日、バスケ部が休みなので勉強会中。
「どうだった?遊園地。」
優成君がペンを止めて皆に聞いてきた。
「楽しかったよ〜!ねっ、遥助!」
「えっ…うん、まぁな!」
ちょっと意味ありげなゆいの問いに戸惑いながらも答える遥助君。
そんな遥助君を見る。
昨日、ずっと私服な遥助君を見ていたからかいつも見ていた制服が新鮮に感じる。
「みかは?」
「えっ…楽しかったよ。」
優成君は私の返答に少しむすっとした顔でそっか、と返事をした。
どうしたんだろう。なんか、怒ってる?
仲間外れみたいで嫌なのかな。
「今度はこの四人で行きたいね!」
と、優成君を気づかって皆に言ってみる。
「そうだね!」
「そうだな!」
二人は明るく返事をして、四人で行くことを考えて楽しそうに話している。
チラッと優成君を見ると二人の話を楽しそうに聞いていて、さっきまでの緊張した空気がなくなった。
よかった。本当に行けたらいいな。

