「…遥助君?」 「……。」 おかしい、さっきからなにも話さない。 もしかして… 「怖いの?」 私がそういうと、遥助君の体がビクリとした。 「やっぱ、怖いんだ。」 私がもう一度確信を持って言うと、 「……かっこわり。」 ポツリと小さな声で言って私を離す。 「ごめん、もう平気だから。」 遥助君は顔を背けて続けて言う。 「俺、高いところ苦手なんだ。…かっこ悪いとこ見られたな。」 すごく落ち込んでいる様子だ。 「ううん。誰だって苦手なのはあるし、普通だよ。」