ーーーー ーーーーーーー…… 待ち合わせの時計台に着くと、もう藤咲は待っていた。 藤咲は茶色のコートに花柄のスカート、 ふんわりしたいつもとは違う髪型にちょっとドキドキしてしまう。 藤咲の前まで行き、頭に手を置く。 「早いな。」 藤咲は俺に気づき、顔を赤らめる。 かわいいな。 ちょっと照れたのを隠すように俺は、 「じゃあ行くか。」 と言って歩きだした。