あとでゆいに電話しよ!

絶対明日つけてこう!


そんなことを思っていると、笹本君が思い出したように言う。


「そういえば、最近よく図書室来てるな。」


「えっあ、うん!」


気付いてたんだ…。


「俺等いつも火、木勉強してんだけどさ、藤咲も一緒にやんね?」

えっ、なにいって…

予想外の展開すぎて意味がわからない。


「えっと……えっ?」


私が困惑して言うと、笹本君は少しムッとした顔をする。


「やんの、やんないの?」


「えっあっや、やります。」

すごいどもっちゃった…


「…うん。よろしくな。」


キラキラ眩しい笑顔で笹本君は微笑んだ。

…もう、本当にかっこいいな。