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「おまたせしました。」


「すごーい!」

私の目の前には特大パフェが一つどんと置かれた。


「そんなに食べれるのかよ?」

コーヒーをすすりながら笹本君が聞いてくる。


「うーん…。頑張る!」


はりきって食べ進めて15分。

かなり食べたつもりだけど、見た目的には減った気がしない。

「あー無理〜。」

「大丈夫かよ?」

からかうように笹本君が笑う。

「ちょっとさ…食べてくれない?」


笹本君が甘いものが苦手なのはリサーチ済みだ。…けど。もうムリ。


私が聞いてみると、笹本君が少し眉をひそめる。


うわっ嫌そう…


「駄目なら大丈夫だよ。」


「いや、食べる。」

と言って笹本君は口に頬張る。
無理しなくてもいいのに。


「えっと、無理しなくてもいいよ。甘いの苦手っぽいし…。」