出会いはベタな図書室で



待ち合わせの時計台に着き、笹本君を探す。

「あれ、ちょっと早く着きすぎちゃったかな。」

笹本君を待とうと時計台に寄りかかる。
時間を確認した時

ーーーポンッ

「早いな。」

「笹本君!」

笹本君は私の頭に手を乗せて言ってきた。それだけで私は顔が赤くなる。


「じゃあ行くか。」

と言って歩き出した。