出会いはベタな図書室で



「気づかないとかバカだな。」

と笑いながら言った。

「もう!笑わないでよ!それどころじゃなかったの!」


あんなことされたら怪我なんて気づかないよ。


「いいから、早く乗れよ。」

とまたしゃがんで言った。


笹本君におんぶされるなんて。
こんなことになるんだったらダイエットしとけば良かった。


「う、うん。ありがとう。でも重いよ」


私は遠慮がちに笹本君の背中に乗る。
笹本君はひょいっと私をおぶった。


「重くねーよ。」

そう言って軽い足取りで歩いていく。


笹本君の体温が私に伝わってくる。
なんか、やばいなこの状況。
すごくドキドキする。
こんなに近いと、私の胸の音聞こえちゃうかな?





そして私たちは保健室に向かった。