出会いはベタな図書室で


「ほっ本!運ぼ!」

と言って、赤い顔を見られないように本を運ぶ。


「藤咲なんか、顔赤くね?平気?」

急いで運ぼうとした時、笹本君は私の顔を見つめて言ってきた。

「へ、平気だよ!」

「いや、熱あるんじゃねーの?」

と言って、私のおでこに手をあてた。



「……!!ちょ、ちょっと!笹本君!」


いきなり笹本君が手をあててくるからびっくりして、声が裏返る。


「やっぱ熱あるよ。保健室行く?」

「いいって!熱ないから!」