うさぎさんから貰ったパンフレットを
見てから、腕時計を見る。
『あれ』が近くなってきた。
さてと、そろそろ行くかっ!
さっき買ったアイスクリームを片手に
目的のイベント会場へと歩を進めた。
近づいていくと、
だんだんと歓声が大きくなる。
大きなチョーネクタイをした
司会の男の子がマイクを片手に何かを喋っている。
『さぁさぁ!始まりましたっ!!
葵佐波中学恒例の「告白大会」!!
今年はどんなカップルが誕生するので
しょうか !?
一般参加も、途中参加も
勿論オッケー!!
男子も女子も気軽に参加して下さい!』
一般参加でエントリーした私は
舞台裏へと移動する。
ナンバープレートを渡されたので
それを胸に張り付ける。
私のナンバーは156番。
『エントリーNo.1!
おっ!これは生徒参加だー!!
クラスと、お名前をどうぞ!!』
今の番号はまだ1番。
156まで、あと155。
時間がまだあるので
のんびり、アイスクリームを
食べながら待つことにした。

