あの日も窓の外は大雨だった。




「だからわたしは、自分の夢を叶えたいの!

なんでわかってくれないの!?」




「お前がいなくなったら俺はどうすればいいんだよ!


一人で飯食って一人で寝て…」




「いい年してなに子供っぽいこと言ってるの?

あぁ、もういい出ていく!」




「はぁ?大体今更その年で夢追いかけるとか手遅れだからな!



諦めろよ」




「は?なにそれ。最低」




「お前のこと嫌いになった


どこへでも行けよ。もう知るかよ。」



「………っ」





────バタン!!