恋する試合会場。


*翔平&舞衣side**

『た、たた、高山先生…!』

(来た!)

「お、来てくれたんだね。ありがとう。」

『いえ…。あの、お話ってなんですか…?』

「あ、うん。
とりあえずここ座りな?」

『あ、ありがとうございます。』

(やば…こんな近いと思わなかった…)

「あ、の…さ。急にごめん。
利沙に聞いたんだけど、大人の人苦手ってほんと?」

『はい…』

「ごめんな。俺と2人なんて最悪だよな…」

『別にそんなことないです!
…ちゃんと喋れなかったらごめんなさい。』

「いいよ。俺が無理に呼んだんだ。
帰りたくなったら帰ってもらっていいから…」

『いや、ちゃんとお話聞いてきます!』

(その顔反則…)

「ありがと…。」

俺は深呼吸をしてから竹田のことを見る。

「あのな、俺が今から話すこと聞いて、引かないで欲しいんだ…」

『はい…。』

(なに話すのかな…)

「それと、先に誤っておく。
ホントにごめん。わざわざ来てもらったのにこんな話で…」

『??』