恋する試合会場。


*舞衣side**

あぁー…

やっぱなんかモヤモヤするな〜…

さっき終えた試合は、自分の思ったプレーはできなかったと思う。

なんでこうも上手くいかないかな…

『舞ー衣ちゃん!』

「あ、利沙っぺ!」

『今大丈夫?』

「いーよ!
で、話したいことって何?」

『あー…。いや実はね、
ウチの高山先生が、舞衣ちゃんとお話したいって…』

「え、高山先生が?」

『うん…』

「なんで私と?」

『それはわかんない…!
高山先生下の休憩所にいるから、そこに行ってくれる…?』

「わかった!利沙っぺも一緒行こ?」

『あ、舞衣ちゃん1人の方がいいかも。
頼んだらすぐ帰っていいって言われたし…。』

「そっかー…。じゃあ後でメールしよ!」

『うん!また後でね!』

「うん♪ありがとね!」

そう言って利沙っぺは帰っていった。

(お話ってなんだろ…)

大人の人怖くてなぁ〜…

ちゃんとしゃべれるかな?

私はお父さんに断り、下の休憩所に向かう。

そこには高山先生の姿が。

「た、たた、高山先生…!」