恋する試合会場。


『舞衣ぃ〜…あんまり責めなくていいよー?』

「だって…私がミスしなければ勝ってたかもしれないじゃん…グスッ」

『ミスなんて誰にだってあるでしょ!』

『そうだぞー。竹田が悪いわけじゃない。
だからもう泣くな。((ナデナデ』

「うぅ…」

私達は表彰を受け、上に戻る。

すると保護者からはたくさんの拍手。

"頑張ったね"という励ましの声。

どれも私にとってはあまり嬉しくなかった。

私の目標は【優勝】なのだから。