恋する試合会場。


*翔平side**

リーグ戦最終試合。

3-1で俺らの勝利。

もし竹田のところに勝てていれば、俺らは決勝リーグに進めた。

俺が竹田のことばっか見てたからかな…。

これで俺たちが出る試合は終わった。

でもこれから竹田に告白しなければならない。

生徒は帰らせてもいいが、利沙がいないと困るな…。

『先生!私達帰っていいんですかー?』

「ん、あぁ。決勝リーグ見ていきたい人は残ってもいいが、
帰りたい人は帰っていいぞー」

『『はーい』』

『…先生!私は残りますね!』

「利沙…。ありがとな、助かる。」

『はい!私も舞衣ちゃん達のこと応援しなきゃですし!』

「だな。一緒に応援すっか!」

『はい!』

そうして俺たちは一緒に竹田たちを応援することにした。

竹田達はどんどん勝っていく。

どれだけ強いかが改めてよくわかる。

人気が少なくなったころ、竹田たちは決勝戦へ。

相手は県大会で1位になったところだ。

以前の大会で、竹田たちはこの学校に負けている。

「もしかしたら負けるかもなー…」

『確かに、考えられなくはないですよね…。』

試合が始まる。

オーダーはいいようだが、かなりせっている。

試合は着々と進んでいく。