恋する試合会場。

『…いつ告白するんですか?』

「昼飯食った後かなー。」

『お昼の後って決勝リーグじゃないですか?』

「あーそっか…。やっぱ無理かな」

『試合全部終わってからとかどうですか?』

「俺はいいけど…竹田がダメかもしれないだろ?」

『じゃあ舞衣ちゃんに確認しましょうか?』

「え、いいのか?」

『はい!ちょっと行ってきますね!』

「あぁ。ありがと」

利沙は竹田のところへ行ってくれた。

(利沙にお世話になってばっかだな…)

…俺がちゃんとしなきゃいけないのにな。

なんて思っていると、利沙が帰ってきて。

『先生!舞衣ちゃん試合終わった後大丈夫みたいでしたよ!』

「おー、ありがとな!」

『はい!
あ、まだ先生が用あるっては言いませんでしたけど…』

「あぁ、そっちの方が助かる。
試合終わったあと、またお願いしてもいいか?」

『もちろんです!私でよければいつでも♪』

「ありがと。…じゃ、次の試合行きますかー」

『はい!』

俺たちは次のコートへ移動した。