今は2台進行なので、私達の番はまだ。

(それにしてもかなり強くなったな…)

応援しながら見ていると、やりづらそうに見える。

不安だ。明香ちゃんの足を引っ張ったりしないだろうか…。

『竹田!そろそろ準備しとけよ。』

「あ、はい!」

私は上に着ていた体育着を脱ぎ、ユニフォーム姿になった。

『舞衣ちゃん!少し作戦考えとこー』

「そだね!私的に狙いやすいのは東海林さんだと思うんだよね」

『私もそう思う!打ったら自爆するしね笑笑』

「確かに笑笑」

『でも郷野さんはめっちゃ取りづらいボール打ってくるよね…』

「だねー。少し工夫しながらいけば取れるべ!」

『だね!』

「結果成り行き的なね笑笑」

『いつもの笑笑』

(…あ、そろそろ始まる!)

『竹田!小浦!絶対勝てるぞ!』

「…はい!」

私たちは台に付いた。