*舞衣side**

『女子団体、○○中と△△中は、12,13コートで試合を行ってください。』

(きた…!)

私達とりさっぺの学校のコールがかかる。

『よし!行くかー!』

「うぃー!」

すごく緊張する。勝てるかどうか、全くわからない。

私達がコートに着くと、ちょうど、相手チームも到着したところだった。

「明香ちゃん…。あのペア、かなり強くなってない?」

『確かに…。でも、頑張ればなんとかいけるっしょ!』

「そうだね…頑張ろ!」

『うん!』

『…せいれーつ!』

「「はーい!」」

『これから、○○中対、△△中の試合を始めます。
…気を付け、お願いしまーす!』

「「お願いしまーす!」」


『『お願いしまーす!』』

ついに始まった。

『集合ー!』

「「はーい!」」

『オーダーはこれな。
技術の差はこっちの方がかなり上だと思え。
けど、かなりやりづらいだろうな…。
多少ミスしても、自分から攻めずに、相手のミスを誘え。
ヘタになにかすると負けるからな。』

「「はい!」」

『じゃあ気合入れて頑張れ!』

「「お願いしまーす!」」