────何秒、何分、何時間、経過しただろう。


呆然とただ、時間を過ごす私。


その時、キラッと光った何かが目に止まった。


銀色の小刀だった。


私は、それを手に取り、迷わず、喉元を突っ切ろうとした時、


小刀の刃に何か彫ってあるのに気づいた。


あら。何かしら。