彼の何処に惹かれた訳でもない。 “なんとなく”気になってしまった。 彼の名前は“伊熊晋也”。 あたしの中では“熊くん”。 早速マネージャーをしている友達に 『ねぇねぇ、熊くんの連絡先 知りたい!!!』 あたしは以外と積極的だった。 『なになに〜気になる感じ〜?』 ニヤリとした表情を浮かべ 友達はあたしを冷やかした。