「だ、大丈夫ですか?!」
俺は少女にかけよった。



「うぅ……連れてって……」



「え?どこに?」



「あそこ……」
そう言って少女は校舎の裏にある建物を指差した。


「ぐはぁ……早く……」
少女は右目につけている眼帯をおさえうごめいていた。


「わかりました!」
俺は少女をおぶって建物まで一直線に走った。


ガチャ!
ドアを勢いよく開けた


「へ?」