引っ張られながら、
ハリヤさんの部屋についた

手首が痛いです、


ってか、ハリヤさんから
怒ってるオーラがハンパないです。

「ハリヤ、さん?」

「………」

「怒ってます?」

「怒ってる」

「どぉして怒ってるんですか?」

「行くなって言ったのに
 行ったから」

「……」

「誰に言われた?」

え?バレたの??
でも、アカリさんの事ゆったら
アカリさんも怒られちゃうよね?

「ぃ、や、誰にも言われてません」

「じゃぁ、なんであんなことした?」

ハリヤさん、怖い……
私が、悪いのは分かってるけど
いつものハリヤさんじゃない……

「ハリヤさんが
 構ってくれないから…」

「はぁ…」

めんどくさい奴だと思われたよね…

「そーゆーの言ってくれなきゃ
 わかんない」

え?

「俺は、エイタみたいに
 気使えないし、
 女心とかわかんないから
 言ってくれなきゃわかんない」

「分かりました!」

ギュッ
「わっ!」
また、抱きしめられた!

「ほんとに、エイタに取られたら
 どーしようかと思った…」

「え?」

「なんでもないよ」

ハリヤさんドキドキしますから
離れてください
ハリヤさんに聞こえちゃうから
離してください

「許してください」

「やだ」

「ええ!?」

「エイタにキスしよって
 ゆった子なんて許さない」

「あれわ!違うんです!!」

「なにが?
 実際キスしよーとしてたじゃん」

「だから!あれは、
エイタさんに詰め寄られたんです!
 逃げようと思っても手、
 取られちゃったし…
 キス、しよーってゆったってのも  エイタさんの作り話です!!」

「そーだったのかよ………
 まじ、焦ったし」

ハリヤさんが、私の肩に頭を乗せた
私、ドキドキうるさいよ。
ハリヤさんが、触れてるとこが
すごく熱い。
ドキドキが止まらない…

「許してもらえますか?」

「まだ、だめ」

「え!?まだですか!?」

なんでよぉー!
私の無実は晴らされたじゃないの!!

「ルキが俺にキスしてくれたら許す」

は?何ゆってるんですか?

「え?」

そんなのできないに決まってますよ
ハリヤさん私の心臓が持ちません

「しないなら、別にいいよ
 許さないだけだから」

「嫌です!!」

でも、恥ずかしいですよ…

「早く」

「分かりました…」

チュッ
私はハリヤさんの頬にキスをした。

顔は真っ赤だと思う。
恥ずかしすぎて、死にそう///

「恥ずかしいので、、
 あまり、見ないで、ください///」

「許す」

「はい」

許してもらって嬉しかったけど
恥ずかしさの方が勝ってて
顔が、上げれなくなってしまった//