部下が、ヨワン海賊船に
突撃に行って、数分後。


「船長!
 船内に、女が1人おりました!」

「そーか」

「その女なのですが、、
 見るもむざんな姿なのですが
 どぉいたしましょう?」

「……連れて来い」

なぜか、気になった。
いつもなら、適当にあしらうとこが
なぜか、気になった。

「は、はい!」


それから、連れて来られた女は
本当に見るも無惨な姿で、
服は荒れていて、やせ細り、
体は痣や傷跡だらけ
手首は縛られていて赤く腫れている
意識はなくて
さらに、頬には泣いた跡。


綺麗な顔立ちで
白い肌、長い髪は少し茶色い

こんな傷がなければ
もっと綺麗な女性だろうに。

なぜか、無性に守りたくなった。

うちのクルーで
唯一の女であるアカリに女を任せた。


女は3日眠り続けた。
このまま目覚めないのかと思った。
なにを考えているんだ、俺は……

目が覚めても、女は何も言わない。
喋らない。なら、こっちから、
喋ってやろう。

この船の人を1通り教えた。

そして、最後に

「俺達は、まぁ、名の知れた
 ハリヤ海賊団だ。」

と告げた。

その途端に女は青ざめて震えだした。

どうした?と聞いても答えない。

みんなで、
そっとしておこうとゆう事になった。

俺は、気になった。
なぜ、あそこまで、怯えるのか
急に、青ざめて震えだしたのか
なにがそんなに怖いのか

アカリに身の回りの事は頼んだ。


数日がたった。
「あの子から、話聞けたわよ」

「なんだって?」

「あの子、ヨワン海賊団で
 蹴られたり殴られたりされたらしー
 だから、海賊が怖いらしーよ」

「俺達はあいつらと違うのに?」

「そんなの、あの子は
 まだ分かんないんだから
 おんなじよ!」

「そぉか、、」

どぉすれば、おまえの傷は癒える?
どぉすれば、おまえは笑顔になる?

何を考えてんだろ、俺は。。