その指先が私の頬を撫でる様に動く。 少しだけ、擽ったい。 「っぅ、は……」 そっと唇が離れた途端、ぎゅっと力強く抱き締められる。 今日の翼は、何だか変だ。 積極的でどうしたらいいのか、分からない。 「ごめん。余裕ない」 そう言って優しく髪を撫でる翼に、胸の奥がきゅーっと締め付けられる。