「そんな事、俺が許すとでも?」


フラフラな状態で翼が近付いて来る。


「いいからとにかく学校に――…」


グラっと翼の体傾いたかと思えば私の方へと覆い被さる。


「っ!?」


まるで押し倒されたような体勢。