素直になれたら

真琴side





やばっ!




給食食べたら本格的に眠い…




5時間目社会だ…




そもそも眠くなるのにこのままじゃ夢の世界へまっしぐらだよぉ………





よしっっ この放課の間に寝よっ!!





「おやすみ」




なんとなくつぶやいて眠りについた。







「おーーーい。5時間目始まるよ。」



隣の席の 岩瀬晴也君が 声をかけてくれる。




う〜ん……… 何?




うるさいなぁ〜〜〜





…………ハッ!!!!!!!!!!!!





うわっ やばいよぉ〜



熟睡してて 学校って事忘れてた……




態度 悪かったよねぇ?



す……すみません………




申し訳なくて… 恥ずかしくて…




「あ……ありがとう…」




ちょっぴり 赤面しつつお礼する…





「いいえ どう致しまして。爆睡してたね。俺 女子が学校で爆睡するのはじめて見るかも。」





やっぱり?




女子って 寝ないよねぇ?




「う~ん 私 男子枠何で気にしないで!!」





えへへっ て笑いながら 岩瀬君に言う。





「ふ~ん。そうなんだ。川澄って面白いな。」




面白いかな?




本当によく言われるんだもん。




女子じゃないなって!




でもいいんだ!!




わざわざ そういう風に振舞ってる自分もいたりするから……





だって 女子って いろいろ面倒なんだもん。




小学校時代で学んだことだしねっ!





私 男子枠でいい!





だからやっぱりリア充にはほど遠いんだけどね!!









しばらく じっと見てた岩瀬君 はにこって笑って



「じゃあこれからは真琴って呼ぶわ!」




気軽に 言ってくれた。





「あっ うんうん。じゃあ私も晴也って言うよ。今日から席替えで隣になったのに私 朝から眠くて…全然周り見てなかったよ。ごめんね。」




本当に 眠くて朝からほぼ上の空状態だったもんね!




「あ~いいって。」




優しいなぁ〜 晴也……




「ちょっと爆睡したから元気100倍!!」




元気もりもり ってポーズつけてる私を見て にこにこ笑う晴也が とても優しい顔するからドキドキしてきた…



また赤面しちゃうよ…………