「なぁ真琴~ お前って裁縫とか出来んの?」
「えっ? まぁ何とかねぇ…なんで?」
裁縫かぁ〜 出来なくはないけど 私不器用だから 完成までに時間がかかる。
それに 面倒くさくて………
いやっ やれば出来る子なんですけどね…
「さっき お前ら来んのが遅くて 待ってる間 だるくて門のとこにもたれてたらひっかけてズボンが破れた…」
あら あら そりゃ大変だ…
「あっ じゃあ由紀が直せるんじゃない?
ねぇ 由紀!!」
由紀ってば 料理も上手だけど 裁縫も得意だもんね!
この前 由紀が作ったミニバッグ 可愛かったなぁ〜
「やっ ダメ 」
和輝が即答………
「何でよぉ!!」
本当に 意味わかんないしっ!
「遅くなったのって 真琴のせいだって さっき陽向と綾部が話してたぞ! だから待たせたバツだろ?」
にやりと笑う和輝。
う…お 鬼……
そりゃ 私がコケて 鞄ぶちまけちゃったのが原因かもしんないけど…
何か 違うんじゃない?
でも 私 かなりの負けず嫌い。
こうなりゃやるよ!
やればいいんでしょ!
んじゃそうゆう事で って言うと
和輝は軽い感じで 任せたってズボン脱いで渡してきた……
き………急に脱がないでよ……
びっくりするじゃん……………
いくら体操服 着てるからって……
しかもこれ 明日までに直すんだ…
トホホ……
さっき根は優しい子っ て思ったのに…撤回してやるぅぅぅ

