あれから俺はなぜか“紅鬼“のあの時の顔が忘れられなかった。 なぜだろう... 暗くてあまりよく見えなかった筈なのに、とても悲しそうな顔をしていた気がする。 「もっと強く...か」 強くなればもう一度会えるだろうか。 これをきっかけに、俺は“紅鬼“に会うために強くなろうと決めた。