独りの部屋でちっちゃなケーキを食べてる
時計の音だけが僕に話しかける
今日は誕生日

生まれた時から桎梏を背負って
内臓はズタズタ
家族はバラバラ
それでもこの世界に生まれ落ちた
その理由を僕はもう知っている

だからそれが僕への誕生日プレゼント
クリームの上の苺を最後に食べるんだ
だって誕生日になると思い出す
世界は僕のためにあるってこと
愛されない瞬間など
ありえないこと