「京也~今日ウチで待ってるからね」

「は?京也は今日アタシとホテル行くんだから!」


都内の某大学のカフェテラス。

つけまつげ、カラコン…あらゆる化粧技術を駆使した女の子が俺の周りに纏わりつく。


「ごめん今日は美弥子が先約だったよね?いいレストラン見つけたから行こう?」

「京也…嬉しい、大好き」


女の子って可愛い。

化粧だって可愛くなるためにしているんだから、ケバいという言葉一つで終わらせてはいけない。

周りの女の子たちとは所謂“セフレ”だけど、ヤることヤって終わってるわけじゃない。

ちゃんと一緒にご飯も行くし、もちろんお金は俺が出す。

女の子の心を掴んでするセックスが一番気持ちいいんだ。

そこに俺の気持ちはないけれど。


「明日は私だよ…?」

「わかってるよ比奈」