「・・・・・・だいぶ落ち着いたか」
「うん、ありがと絖覇」
ベッドから這い出て、髪をしっかりと梳かすとあたしと絖覇はベッドの縁に並んで座った。
重い沈黙が、部屋の中を支配する。
「りん、すずかさんのことだけど・・・・・・」
絖覇がおずおずと切り出した話題が、落ち着いていたあたしの鼓動を速くさせていく。
「なぁに?」
それでも平然を装う。
もう落ち込んでなんかいられない。
前を向いてなきゃ。
「今はまだ眠っている。
ムギと千さんが、様子を見てる。
なんとも言えない状況なんだ。
でも──
まだ、方法はあるみたいだ」
「えっ、本当?」
思わず身を乗り出して絖覇を見つめれば、「ああ」と絖覇は真剣な表情で頷いた。
「前に会いに行った曾爾と曾於・・・・・・あいつらにもっと何回も会いに行く。
そして、ムギが力を補給する。
今のところ、それしか対処方がない」
もっと過去へ行って、あの双子に会うのね。
「──わかった」
あたしはすぐに頷いた。
だって、今それしか出来ないと言うのなら。
それでも可能性が1%あるのなら。
なんにだって試してみるよ。
お母さんを助けるために、あたしはなんだってする!

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

