なんだかんだいって、昔から絖覇は隣にいてくれた。
気づけは隣で、笑っててなんかとぼけたことを言っていたけど、そんな風にして相手してくれるのも嬉しかった。
いつもあたしは独りじゃなかったんだ。
そんなことを改めて実感する。
あたしは、恵まれてる。
誰かが隣にいてくれるだけで、こんなにも心が安心できるから。
「ん・・・・・・?
あ、俺寝ちゃってた。
りん、起きたのか?
・・・・・・大丈夫か」
ムクッと身体を起こした絖覇は寝ぼけるなんてことは一切せず、あたしを真っすぐ見つめる。
あたしを心配してくれているのが、痛いくらい、わかる。
ありがとね、絖覇。
けど・・・・・・。
「くっ・・・・・・!」
「りん!? どうした!」
耐えられない。
だって、そんな寝癖つけたまま、真剣な顔されても・・・・・・。
「くくっ!」
笑うなって言う方が、ムリ!
「あはははっ、は、はっ!」
もう堪えることが出来なくなったあたしは、盛大に吹き出した。
絖覇はわからず、目を白黒させてる。
あたしが、おかしくなったとでも思ってるの?

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

