「やったぁ!!」
その瞬間、背後で歓声が上がる。
後ろを振り向けば、番人たちが大喜びしていた。
まあ、ムリもないか。
大好きなムギが、やっと幸せになれるんだから。
あたしも、力が抜けて、ふにゃりと地面に座り込んでしまう。
だけど・・・・・・その前に、誰かがあたしを抱き上げてくれた。
それはもちろん。
「絖覇・・・・・・」
「お疲れ、りん。
よくやったな」
そういうと、彼は力強く、あたしを抱きしめてくれた。
あたしも、彼の首に腕を回し、力を込める。
よくやったな。
そう言われると、絖覇に抱きしめてもらった安心感と、ムギを救うことが出来たという安堵感で、涙が滲んだ。
彼はなにも言わず、ただ、あたしの頭を大きな手で撫でてくれる。
あたしも、必要としてくれている人がいるんだ。
あたしは、大好きな人たちに囲まれて、とても幸せなんだ。
そんなことを、彼の腕の中で考える。

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

