「っ! りんを離せ!!」
──バシュッ!
絖覇が霊力でマゼンタ色の炎を作ると、ムギに向かってそれを投げつける。
「やっ、ダメ!!」
「危ないじゃないか」
そんなことを言いながら、ムギは紙一重で絖覇の攻撃を避けてしまう。
「ムギを傷つけないで!!」
「でも・・・・・・!」
気づくと、あたしはそう叫んでいた。
再びムギを攻撃しようとしていた絖覇の動きが止まる。
ムギを傷つけちゃダメ!
ムギは、仲間なのに・・・・・・!
「優しいのだな、お前は。
しかし、それが仇となる」
「ッッ! イヤッ、ダメェッ!」
「燃え尽きろ」
──バシュウウッ!
ムギの手に、真っ赤な炎が点ったかと思うと・・・・・・それは真っすぐに──絖覇に直撃した。
「絖覇あぁぁぁあっ!!」
彼は、呻く間もなく、地面に倒れ込んだ。

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

