鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~





 次々浮かんでくる疑問を、若くなったお母さんにぶつける。


 お母さんはすべての質問に、テキパキと答えてくれた。



『あたしがここにいるのは、りんが困っていたから。


 りんが助けを求めていたからここにきたの。


 この格好はなんでかしらね。


 別にこの格好にしようとは思ってなかったけど・・・・・・もしかすると、こうなりたいという願望かしら。


 キャッ、恥ずかしい!』



 キャピキャピしているお母さんを、ちょっと冷たい目で見る。


 あたしが言うのもなんだけど、今、ふざけてる場合じゃないでしょっ!!


 それより。



「助けを求めてたって・・・・・・あたし、今までもお母さんに助けを求めてたよ?


 でも応えてくれなかった」



『ああ、そのときは本当に意識を失っちゃってたから、応えようにも応えられなかったの。


 今、ようやく身体から意識だけ出れるようになったわ』



「そっか、お父さんには会った?」



『ううん、会ってないわ。


 だって今お父さんに会ったら、きっと戦いなんてそっちのけで離してはくれないわよ。


 そしたらりんを助けられないでしょう?』



 お母さんは真面目な顔で言う。


 あたしも、それには素直に頷けた。


 ゴメン、お父さん。


 あたしが先にお母さんと感動の再会を果たしちゃったけど、今それどころじゃないから!