あたしの名前を読んで、優しく微笑んだ少女は間違いなく、あたしのお母さんだった。
お母さん、だよね?
彼女は、まだあどけなさをわずかに残している。
けれど、その微笑みには、確かにお母さんの面影があった。
もしかして・・・・・・このお母さんはあたしと同じくらいの歳?
彼女はふわふわと宙を浮いており、身体が透けて向こうの建物が透けて見えた。
なんで・・・・・・お母さんがここに?
「お母さん、お母さん!!」
あたしは必死でお母さんにしがみつこうとする。
けれど・・・・・・。
「あ・・・・・・」
伸ばしたはずの腕は、お母さんの身体を虚しく通りすぎてしまった。
『ゴメンね、りん。
あたしは今、意識だけの状態で、人には触れないの』
「ううん、大丈夫。
お母さん、なんでここにいるの?
そして、なんであたしと同じくらいの歳なの・・・・・・?」

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

