「ええ、まあ」
と、子犬のような顔を赤らめながら、再び頭を掻く彰さん。
いやいやいや。
そこ、照れるの!?
すると、淀姫もそう思ったのか、尖った声で言った。
「彰、今はのろけているヒマはありませんよ。
前を見てください。
愛しの彼女が、闇に呑まれそうになっている」
その言葉を聞いた彰さんは、ハッとした顔になって、ムギを見つめた。
・・・・・・淀姫が、彰さんを操縦している・・・・・・。
やはり、姉上は強い・・・・・・。
「ムギを、助けなければ・・・・・・!」
そう言うなり、彰さんは結界へと近づく。
「危ない! 結界はとても強力です!」
「っ! ああ、そうみたいだな」
結界を睨んだだけで、彼はそう呟いた。

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

